マンション購入の状況
新婚時に夫との二人でのローンを組み、都内に新築マンションを購入しました。70平米の3LDKで、駅から徒歩10分、近くに小学校や中学校、公園も近くにあり、状況がいい物件でした。ただ、購入したのがもうマンションが建ったあとで、他の入居も始まっており、モデルルームとして使用していた最後の部屋でした。
そのため、新築マンションとしては当時の売り出し価格よりかなり安く購入をすることができて、不動産会社の担当の方にも、資産運用の一環として将来売却をすることも考えたうえで購入するべきだとかなりオススメされた物件でした。
確かに物件の価格が下がらなさそうな地域であること、また物件が二重床・天井、バスルームのサイズの大きさ、玄関収納の広さなど、造りがかなり高級志向だったこともあり、値崩れはそうしないだろうと言われたこともあり、少し背伸びではありましたが、その物件を購入しました。
マンション売却の査定をしてみることに
新婚時に経済的にも少し背伸びをした物件だったこともあり、月々のローンは支払えても、ボーナス払いの時期や、毎月の高額なマンション管理費・修繕積立費が厳しく感じることが増えました。
また、私自身が妊娠出産で退職をしてしまったこともあり、月々の生活にあまり余裕を持てませんでした。そのときに、何気なくインターネットでマンション売却の記事を読み、簡単に簡易的な査定ができるサイトを見つけました。そのときはすぐに売却をする予定はありませんでしたが、試しに会員登録をして、マンション名をいれると簡単な相場がわかるサイトに、マンション名と階数を入れたところ、簡易的な査定金額がすぐにわかりました。
その査定金額をみると、マンションの価格が購入時とほとんど変わらないどころか、少し高くなっていて、大変驚きました。
売却をする予定はなかったのですが、その査定金額をみると、5年住んでその金額ということは、何年後かに値崩れをしたとしてもまだローン負債が残ることはないと思うと、かなりホッとしたことや、将来的に売却という選択肢ができました。
マンション売却を決めた後
子供が二人生まれ、経済的にも変わらない日々のなか、翌年度からのマンション修繕積立費が値上がりすること、子供が小学校に上がることもあり、マンションの売却を現実的に考えることになりました。
また、近所で大きなマンションが建築されていることや、小学校の学区が変わる可能性もあったので、またマンション名と階数をいれると査定金額がわかるサイトで、簡易的な査定金額を調べました。
そうすると、以前よりは多少金額が落ちていましたが、それでも購入金額よりも少し高い金額が出ました。その金額を見て、実際にマンション売却に動くことにしました。
中古マンション販売会社に査定を依頼
売却することを決めた後、地域で一番大きい会社の中古マンション販売会社に、マンションの査定を依頼することにしました。
事前にネットで査定金額を見たり調べていたため、売却を決めたのが10月で、期限は小学校入学の3月末とかなり余裕を持って動くことができました。
実際に、担当者が来て査定をしてもらったときは、室内はいつも以上に掃除をして、部屋も片付けた状態で査定をしてもらいました。
いつか売却をすることを想定して部屋を使っていたので、基本的には壁紙もキレイにしていましたし、部屋に目立った傷はなかったので、事前にネットでみたマンションの査定金額よりも、少し良い金額で査定をしてもらいました。
実際に査定をしてもらったときは、ネットの情報ではいいところとして伝わりづらい、日当たりの良さやマンション内の防音性などを、担当者にしっかり見てもらいました。そうすることで、実際に購入して住む人にいい印象を与えてもらえると思ったからです。
結局、周囲の中古物件の金額が高いことや、マンションをキレイに使っていたこともあり、査定金額+200万円で最初にお願いをすることになりました。もちろん、かなり強気の値段でしたが売却時期に余裕があったため、思い切ったこともできました。
事前にいろいろと調べておくことで、売却をする方に有利な状況や条件でマンションの売却を進めることができました。
実際のマンションの売却金額と査定金額
最初に設定した売り出し価格は、査定金額+200万円でしたが、購入希望者がいて内覧をする人も何組かいましたが、なかなかまとまりませんでした。
ちょっと強気だったこともあったのですが、実際に値段交渉まで行かなかったので、もしかすると冷やかしの人も多かったのかもしれません。
それから年末年始に一気に動く、と言われていた通り、実際に200万円さげて、マンションのそもそもの査定金額で売り出しました。
それでもなかなか決まらず、2月になり少し焦って、値段を下げるかどうか悩んでいたタイミングでしたが、査定金額のままで購入希望者が現れました。
しかも、現金で一括購入ができる人だったので、査定額を下げることもなく、ポンポンとあっという間に決まり、無事期限までに売却を終え、3月中に新しい住所に引っ越しをすることができました。
マンションの売却をするときは、なるべく計画を立てておくと、査定金額の目安や、自分たちのライフスタイルに合わせて資産運用にできるので、事前に調べておくことが大事だと思います。