購入需要が増加する3月と9月を狙い瑕疵担保保険に加入する

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マンションを高く売るコツは、時間的な余裕を持つということがマンションに限らず基本です。不動産の売買において「売り急ぎ」は焦って安く売ることを指し、「買い進み」は慌てて高く買うことを指します。

売主も買主も安く売り過ぎないこと、或いは高く買い過ぎないようにするためには売買活動を時間をかけて行うことが基本になります。少なくとも3ヵ月の期間を売却活動期間には確保しするようにしましょう。

最良対策として余裕を持ち4から5ヵ月前に徐々に準備していくことがポイントになり、マンション価格の査定瑕疵担保保険の加入などの準備も含めて考えましょう。ただ逆に時間をかければ高く売れるということではありません。

販売開始から1年以上経っても売却できないような場合もあります。値段設定などに問題がある可能性があり、マンションの場合は時間をかけて売ることが高値で売れるということではありません。

大幅な値引きは焦って売ることにより、発生する場合があるためそれを防止することが大事です。4月から新生活の始まる人が日本では多いため、3月を視野に入れ狙って売ることもコツといえます。

マンションの購入需要は3月にピークを迎えるため、高値で売るために3月を狙って売却することが大切なポイントになります。売却では売り急ぎを防ぐため3ヶ月以上の余裕を持ち、1月初旬位から販売活動を開始することが理想的です。

マンションの売却では売買契約締結と引渡を分けて行い1ヶ月程度離し、その間に買主は住宅ローンの審査及び引越の準備などを行います。2月の下旬頃に売買契約を締結することが、3月下旬で引っ越すことを考慮した場合ベストタイミングになるといえるでしょう。

2月末竣工を狙ってマンションディペロッパーが、新築マンションを建てることが多くあります。2から3月で分譲マンション並びに賃貸マンションなどの建物を、竣工させることはマンションディベロッパーの間では珍しいことではありません。

なおこれらの実情を踏まえて新築マンションを競合と感じる必要はなく、新築マンションの購入希望者の場合においても予算が合わないことにより中古マンションを検討する人は多く存在します。

そのタイミングを逃すことなく、マンションを売りに出ているということが条件です。人の動きが最も活発になる3月はマンションを売ることのチャンスが訪れますが、3月のタイミングを逃してしまった売主の場合次は9月を狙いましょう。

社会人の場合は秋から転勤となる人も多いため、その理由から秋口も人は多く動きます。8から9月当たりで売却することを狙い7月位から売却活動を始めましょう。また瑕疵担保保険を付保することにより、中古マンションは高く売れる可能性が上がります。

瑕疵条件について

瑕疵条件はマンションの場合、具体的には雨水の浸入などになります。売却後瑕疵が発見された場合民法の原則では発見から1年間の間、損害賠償請求或いは契約解除の請求を買主は売主に対して行えます。

買主が了承することで民法の規定は任意規定であるため、瑕疵担保責任に関する特約を定めることが可能です。個人がマンションなどを売却する際は瑕疵担保責任期間を3ヶ月とすることが多く、瑕疵担保責任を場合によっては全部免責とすることもあります。

売主が加入することが可能な瑕疵担保保険は瑕疵担保責任期間が過ぎた後に、瑕疵が発見された場合においてもその修繕費用の一部を保険で補うことができます。

買主は安心して瑕疵担保保険が、付保されているマンションであれば購入できるというメリットがあります。さらに瑕疵担保保険加入のメリットは修繕費用を補うこと以外にも、物件購入時の登録免許税と不動産取得税や住宅ローン控除などの緩和措置があることです。

瑕疵担保保険が付保されている場合、買主にとっては登録免許税などが安くなるため購入のメリットがあります。瑕疵担保保険付保の他にそれぞれ特例の適用を、受けるためには売買するマンションの面積要件もあります。

登録免許税の場合は床面積が50平方メートル以上であることが条件です。不動産取得税の場合は床面積が50平方メートル以上240平方メートル以下になり、住宅ローン控除の場合は床面積が50平方メートル以上を有していることです。

マンションにおける床面積は登記簿上の専有部分です。瑕疵担保保険が付保されているマンションは買主にとって得な物件になり、人気が集中し結果高値で購入する可能性が高まります。

瑕疵担保保険の付保には、インスペクションという建物状況調査に合格する必要があります 。瑕疵担保保険を付保する手順はまずインスペクションを受け、費用としてはインスペクション料が3から4万円で瑕疵担保保険の保険料が4万円から8万円程度要します。

2018年4月以降の売却以降このインスペクションについては、不動産会社からインスペクション実行の可否を必ず聞かれるようになりました。マスコミでも多く取り上げられたため、インスペクションについては2018年4月以降に一気に認知度が上がりました。

認知度が向上したことで瑕疵担保保険を付保する売主も増えました。このことから2018年4月以降に売り出されたマンションで、瑕疵担保保険が付保されていないマンションは競争力が劣る可能性があるでしょう。マンションを高値で売却するために多少の費用はかかりますが、インスペクションと瑕疵担保保険の付保は良い対策であるため是非加入を検討してみましょう。

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